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ほのぼの○○……
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KY

鈴木(うわ〜〜〜……)
坂田(またついて来てるよ、あの男)
桜井(空気読めよな……)
かぜ(……男の風上にもおけんヤツめ)
レイ(わたしたちの仲間のつもりなのかしら……)
鈴木(玄野くんの彼女を殺そうとしてたくせに……)
坂田(ミッションでぜんぜん見せ場がないくせに……)
桜井(パンダ以下)
かぜ(たけし以下)
レイ(いつも私の胸元をじろじろ……)

全員(真っ先に死ねばいいのに……)

稲葉「ようし! みんな、チームワークでぬらりを迎え撃つぞ!」

ほのぼのガンツ……
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きしむベッドで優しさを持ちより、きつく抱きしめあう二人。

多恵「……zzz」

玄野(……)
玄野(よく寝てる……多恵ちゃん)
玄野(……あったかくて、やわらかいな……)
玄野(守ってやりたい……)
玄野(ミッションで絶対に生還して、いつか100点をとって……)
玄野(多恵ちゃんとふたりで仲良く生きていくんだ……)
玄野(こういうふうに思える、唯一の存在……多恵ちゃん)
玄野(……)
玄野(……おっと、勃ってきた……さっきしたばっかりなのに)
玄野(毎日毎日よく飽きないよな、われながら……)
玄野(美人は三日で飽きて、ブスは三日で慣れるというけど……)
玄野(ぶっちゃけ……ちょっと……おかめ星人の成分が入ってるよな……)
玄野(しかし、そこがなんか妙にソソるというか……)

多恵「う、うーん、ケイちゃん……」

玄野「どきっ」
玄野(ビビらすなよ……)
玄野(腕がしびれてきた……どかすか)
玄野(よっこらせ、と。寝よ寝よ……)

ぞくぞくっ……
玄野(うわー、いまから、マジで〜〜〜〜!?)

ほのぼのガンツ……
桜井「……師匠」
坂田「どうした、いつもにも増して思い詰めた顔をして」
桜井「こないだ相談した件ですけど……」
坂田「おう。とんこつに告るヤツな。どうだった」
桜井「……」
坂田「……そうか、気をおとすな」
桜井「まだ結果を云ってませんけど」
坂田「悪い悪い。早く云えよ」
桜井「結論からいうと……ダメでした」
坂田(思った通りじゃねーか)
桜井「なんかいいました?」
坂田「いや、べつに……で、理由はなんだ? とんこつはやはり稲葉が好きなのか」
桜井「違いますよ。稲葉さんに負けるぐらいだったら、おれ首をつりますよ」
坂田「じゃあなんだよ」
桜井「とんこつがいうには……あなたには隠し事がある、それを明かしてくれない限り……」
坂田「……」
桜井「わたしはあなたを信用することができない……って」
坂田「……そうかぁ……うーん」
桜井「ボクは、いったいどうしたら……?」
坂田「玄野リーダーも同じ悩みを多恵ちゃん相手に抱えていたしな」
桜井「えっ、玄野さんもですか!?」
坂田「そうだよ。これはガンツメンバーの誰もが抱えうる問題じゃないか」
桜井「そ、そうだったんですか……。なにもボクだけが特別というわけじゃなかったんですね」
坂田「おれも鈴木さんも加藤も稲葉も風も、みーんな同じ境遇だぞ」
桜井「そう聞いて安心しました……みんな学校のトイレで体育教師にキスされてたんですね……」

ほのぼのガンツ……

ジジジジジ……

坂田「……どこだ、ここ……ガンツ部屋か?」
桜井「……」
坂田「くそっ! やりやがったな、あれだけ念を押したのに」
桜井「師匠……」
坂田「ふざけんなよ、桜井! ひとのことより自分を解放しろと云っただろ!」
桜井「でも……おれ、3番を選ぶしか考えられなくて……」
坂田「そしてまたミッションで星人と戦えってか?」
桜井「……」
坂田「もう内臓も脳もボロボロなんだよ。これ以上生き長らえたとこで苦痛が増すだけだ」
桜井「そういうつもりじゃ……」
坂田「だがな、まだおまえは間に合う。能力を酷使しすぎるまえに解放されれば……」
桜井「……そんな! 自分ひとりだけ助かるなんてヤダよ!」
坂田「青臭いこと云うな!」
桜井「師匠は卑怯だよ! 師匠はおれを二回も救ってくれたじゃないか!」
坂田「……二回?」
桜井「最初はチカラを授けてくれたとき! そして鬼星人とのあと! 二回も!」
坂田「桜井……」
桜井「少なくともあと一回は、おれは師匠を生き返らす権利があるはずだ!」
坂田「……」
桜井「それに、このまま解放を選んだら、おれは師匠のことを忘れたまま
   生き返ることになってしまう。それだけは絶対にイヤなんだ!」
坂田「……桜井」
桜井「頼むから師匠、生き返らせるななんて、ひどいことを二度とおれに云わないでくれよ!」
坂田「わかった、わかったよ桜井……おまえの勝ちだ」

坂田はうしろをむいてグラサンをはずすと、スーツのすそで目をぬぐった。
それからふたりはガッシリと抱きあった。

ほのぼのガンツ……

とうとう加藤はぬらりを倒した。
100点メニューで3番を選ぶのはとうぜんのことだった。

加藤「ケイちゃんを……ケイちゃんを生き返らせてくれ……!」

ジジジ……

全員「あれっ!?」
岸本「……ここは?」
加藤「ちょっ……ガンツ……!?」

鈴木「えーと、どういうことか説明してくれないかな」
稲葉「おいおい、新リーダー。クロノじゃなくて元カノを呼んだかよ」
桜井「ひどいっす加藤さん! これなら師匠を生き返らせたほうが……」
かぜ(……すごい胸だな)
レイ(わたしより大きい?)
山咲(若いうえに巨乳……負けたわ)
にし「そういやこんな女がいたっけ……」
童貞「これが東京のリーダーといわれていたひとか。見かけによらないなあ!」

岸本「うれしい加藤クンっ……あたしを忘れずにいてくれたなんて」
加藤「計算違い……じゃなくて、ケイちゃん違い!」

ほのぼのガンツ……
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