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ほのぼの○○……
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ハヤト「なあ、アムロ……」
アムロ「なに」
ハヤト「ホワイトベースにも三台モビルスーツがあることだしさ、ちょっと試してみないか」
アムロ「だからなにを?」
ハヤト「ほら、黒い三連星みたいにさぁ……」
アムロ「ごめん、急いでるから……」

ほのぼのオリジン……
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ブライト「なあ、ミライ……」
 ミライ「どうしたの、ブライト、神妙なおももちで……?」

ブ「えーと、その、ちょっと訊きにくいコトなんだけど……」
ミ「なにかしら」
ブ「ミライの、その、お父上さまってのは……」
ミ「ああ、父のコト……」
ブ「たしか、サイド7で……?」
ミ「そうよ。あそこでザクとの戦闘に巻きこまれて亡くなったわ」
ブ「……」
ミ「……といっても、なきがらを確認したわけではないけどね。そんなヒマなかったし」
ブ「たしかフラウや、カツレツキッカたちのご両親もその時だよな……」
ミ「そうね、考えてみれば、ホワイトベースにはそんな人がいっぱいね」
ブ「すまない……ホワイトベースがシャアを撒くコトができなかったせいで」
ミ「あなたが謝るなんて……戦争なのよ」
ブ「……話はかわるけど……ミライって一人っ子?」
ミ「ええ、そうだけど?」
ブ「お母さまは、地球でご健在としても……50パーセントは受けつぐわけか……」
ミ「なんの話……」
ブ「いや……ミライのお父上が、あのヤシマ重工の社長だったと聞いたもんで」
ミ「……わたしが莫大な遺産をもらったとして、それがあなたになんの関係があって、ブライト?」
ブ「関係は……まぁ、ないけど……いまのトコ」
ミ「おかしな人。わたしはもう行きますッ」
ブ「……」

 セイラ「なにかご用? ブライト艦長」
ブライト「ええッと、セイラ……キミって、あのジオン・ダイクンの遺児なワケだろ……」
 セイラ「それが……?」
ブライト「おまけに、名士だったテアボロ氏の法律上の娘でもあるワケで……」

ほのぼのオリジン……

かぽーん……

ガルマ「いーち、にー、さーん……」
ドズル「ふ〜、いい湯かげんだな……」
ガルマ「29、30……兄さま、もう出てもヨイ?」
ドズル「ダメだッ、100までしっかり数えないと」
ガルマ「でも熱いよ……」
ドズル「ザビ家の男がこのぐらいで弱音を吐くな。おまえももう小学校へあがる歳なんだから」
ガルマ「はぁい……31、32……」
ドズル「それに地球の温泉なんて、次いつ来れるかわからないんだぞ」
ガルマ「そうなの?」
ドズル「ムンゾと連邦の関係は悪くなっていく一方だからな……」
ガルマ「ギレンお兄さまや、キシリア姉さまも一緒に来ればよかったのにね!」
ドズル「まあなあ。なんでうちの家族はこんなにバラバラなんだ……」
ガルマ「なんで? 仲イイじゃん! いつも一緒にご飯を食べてるよ」
ドズル「あんな長いテーブルの、はしっことはしっこに座って無言で食べる晩餐なんて……」
ガルマ「こないだのシチュー、超おいしかったヨネ!」
ドズル「ジオン・ダイクンが死んでこのかた、うちの家族はギクシャクしてく一方だ……」
ガルマ「……ど、どうしたの兄さま、泣いてるの? お風呂熱いの?」
ドズル「ば、バカッ、これは汗だわい。ザビ家の男が泣いてはいかん!」
ガルマ「は〜い」
ドズル「もう100までいったか?」
ガルマ「あれッ! いくつまで数えたか忘れちゃった……」
ドズル「もう十分だろ。出てカラダを洗おう」
ガルマ「ぼくね、兄さまの背中を流す!」
ドズル「はっはっは、おまえの力で洗えるかな」
ガルマ「できるもん! わーッ、兄さまの背中でっけえ!」

ほのぼのオリジン……

ドレン「こちらの席、空いてますかな?」
マリガン「あ、どうぞ……」
ドレン「……」
マリガ「……」
ドレン「混んでますな……軍病院」
マリガ「そうですね。問診まで一時間も待たされましたよ」
ドレン「外科のほうはもっと混雑してるとか」
マリガ「ドクターも薬も不足してるのです。オデッサの戦いはひどいものでしたから……」
ドレン「おたくは……ええと?」
マリガ「あ、もっぱら海に潜ってました……階級は中尉です」
ドレン「あたし大尉……」
マリガ「あッ、これは失礼をいたしました!」
ドレン「ハハ。こうして検査衣を着せられて、待合席に並んで座ってる分には、ただの病人仲間ですよ」
マリガ「いや、でも」
ドレン「それに、ついこないだ少尉からあがったばかりだし」
マリガ「そうなんですか」
ドレン「以前の上官が口利きをしてくれたみたいで……苦労をかけてスマンなって。ハハハ」
マリガ「ハハ……自分も似たような感じです」
ドレン「悪い上官じゃなかったンだけど、どうもあの人のまえに立つと胃が痛くなってね……」
マリガ「ああ、それで……」
ドレン「胃かいようになっちゃった。……おたくは?」
マリガ「自律神経がちょっと不調に……」
ドレン「そりゃたいへんだ」
マリガ「ずっと深海で、密閉された空間に一緒にいたもんだから……」
ドレン「お互い、エリートな上官には苦労しますな」
マリガ「ですね……」
ナース「——マリガンさん、二番の検査室にお入りください」
マリガ「あ、呼ばれた。ではこれで……」
ドレン「はいはい。お大事に」
マリガ「大尉もご自愛なさって下さい」

ほのぼのオリジン……

ガルマ「シャア! 来てくれ、シャア!」
シャア「……なんだ」
ガルマ「ネクタイが変なんだ、うまく結べない……」
シャア「まったく、いつになったらひとりでできるようになるんだ……ほらよ」
ガルマ「す、すまない」
シャア「キシリアどのに笑われるぞ」

ガルマ「シャア! 来てくれ、シャア!」
シャア「はいはい」
ガルマ「この方程式が変なんだ。どうしても解けないんだ」
シャア「……ここだな。xのまえは、プラスじゃなくてマイナスだろう」
ガルマ「あッ、そうか!」
シャア「どうでもいいけど、もうベッドで寝れば?」
ガルマ「ダメだ! ザビ家の男たるもの、こんな問題集程度で根をあげるわけには……」
シャア「夜中の三時に起こされる身にもなってくれよ」

ガルマ「シャア! 来てくれ、シャア!」
シャア「なんだよ……シャワーがぶっこわれたか?」
ガルマ「シャワーは大丈夫だ。それよりセッケンが切れた。君のを借りてかまわないか?」
シャア「勝手に使えば……」
ガルマ「ありがとう! ……アハッ、これ、シャアと同じ匂いがするな!」
シャア「……」

シャア「ねえ、ムラタくん、戻ってきてくれないか」
ムラタ「ボクもシャアさんとルームメイトでいたかったけど……やっぱりムリだよ……」
ガルマ「——シャア! 来てくれ、シャア!」
ムラタ「……呼んでるよ」
シャア「はあ……疲れる……」

ほのぼのオリジン……
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