忍者ブログ
ほのぼの○○……
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


風「なあ、たけし」
た「なあに?」
風「おれのこと、筋肉ライダーと呼んでるだろう」
た「うん」
風「もし、その、おまえさえよかったら……」
た「?」
風「そのー、パパと呼んでもかまわないんだぞ」
た「……」
風「あー、いやならいいんだ、いやなら!」
た「パパはヤダ……」
風「いいってことよ筋肉ライダーで」
た「……」
風「……」
た「……と、父ちゃん……」

ほのぼのガンツ……
PR

ホスト「くそ、指いてぇ……」
たけし「……」
ホスト「なんだよ、くそがき、こっち見るなよ」
たけし「……イタイの、イタイの、飛んでけ……」

ほのぼのガンツ……

栗山「指だいじょうぶ?」
氷川「おれの心配してる場合かよ」
栗山「もう感覚もないわ……わたしの腕」
氷川「血を失いすぎたな」
栗山「ハンターたちじゃ星人を倒せなさそうだし、間に合いそうもないわね」
氷川「……」
栗山「……ねえ」
氷川「なんだよ」
栗山「さっき云ったこと、ほんと?」
氷川「なにが」
栗山「私が死んでも、なにも感じないって」
氷川「何度も同じこと聞くなよ」
栗山「……ごめんなさい」
氷川「……」
栗山「……」
氷川「……でも、キル・ビルでゴーゴー夕張が死んだときは泣いたけどな」
栗山「映画の話? 観てないからわからないわ」
氷川「フー(煙草の煙)……」

ほのぼのガンツ……

黒い球の部屋にて。採点中。
みんなの輪からはなれて、壁ぎわに男ふたり。

童貞「……」
西君「……」
童貞「大阪で生き延びたのは、結局ボクひとりか。片身狭いな……」
西君「……」
童貞「東京メンバーは仲がいいよね。それが強い秘訣かな」
西君「……ふん」
童貞「(あちゃ、云わなきゃよかった)……あー、えーと。腕だいじょうぶ?」
西君「……」
童貞「再生されるんだね、知らなかった」
西君「まあな(うるせーなこいつ)」
童貞「あ、申し遅れました。ぼく東と書いてアズマといいます」
西君「西……」
童貞「あははー、冗談ばっかし!」
西君「……」
童貞「……えっ、マジ……?」
西君「……」
童貞「……」

ほのぼのガンツ……

西君と童貞は不器用ながらもようやく打ち解けて、
携帯番号を交換するぐらいになっていた。

童貞「じゃあ次はメルアドも教えてよ」
西君「……あー、メールはちょっと……」
童貞「いいやん、変なこと使わんし、ガンツのこともっと聞きたいし」
西君「……ボーダフォン……」
童貞「え?」
西君「おれが死んでる間にソフトバンクにかわったらしくて……」
童貞「……」
西君「……」
童貞「……えーと、そうだ。今夜はどうしようかなぁ」
西君「なにが」
童貞「まさか東京タワーの見えるとこに連れてこられるとは思ってなかったし」
西君「ああ……」
童貞「新幹線乗るような金もないしなぁ」
西君「……よかったら、その……おれん家……」

加藤乱入
「あー終わった終わった! おおい大阪のメガネくん! 今夜はうちに泊んなよ!」

童貞「え、マジすか!」
加藤「弟いるから狭いけどね。困ったときはお互いさまだよ!」
童貞「あざす! 行くっすよ! ……じゃあね西君、次のミッションで」
西君「……」

ほのぼのガンツ……
- HOME -
Powered by  忍者ブログ | [PR]
最新記事
カウンター