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ほのぼの○○……
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ドレン「こちらの席、空いてますかな?」
マリガン「あ、どうぞ……」
ドレン「……」
マリガ「……」
ドレン「混んでますな……軍病院」
マリガ「そうですね。問診まで一時間も待たされましたよ」
ドレン「外科のほうはもっと混雑してるとか」
マリガ「ドクターも薬も不足してるのです。オデッサの戦いはひどいものでしたから……」
ドレン「おたくは……ええと?」
マリガ「あ、もっぱら海に潜ってました……階級は中尉です」
ドレン「あたし大尉……」
マリガ「あッ、これは失礼をいたしました!」
ドレン「ハハ。こうして検査衣を着せられて、待合席に並んで座ってる分には、ただの病人仲間ですよ」
マリガ「いや、でも」
ドレン「それに、ついこないだ少尉からあがったばかりだし」
マリガ「そうなんですか」
ドレン「以前の上官が口利きをしてくれたみたいで……苦労をかけてスマンなって。ハハハ」
マリガ「ハハ……自分も似たような感じです」
ドレン「悪い上官じゃなかったンだけど、どうもあの人のまえに立つと胃が痛くなってね……」
マリガ「ああ、それで……」
ドレン「胃かいようになっちゃった。……おたくは?」
マリガ「自律神経がちょっと不調に……」
ドレン「そりゃたいへんだ」
マリガ「ずっと深海で、密閉された空間に一緒にいたもんだから……」
ドレン「お互い、エリートな上官には苦労しますな」
マリガ「ですね……」
ナース「——マリガンさん、二番の検査室にお入りください」
マリガ「あ、呼ばれた。ではこれで……」
ドレン「はいはい。お大事に」
マリガ「大尉もご自愛なさって下さい」

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