ブライト「なあ、ミライ……」
ミライ「どうしたの、ブライト、神妙なおももちで……?」
ブ「えーと、その、ちょっと訊きにくいコトなんだけど……」
ミ「なにかしら」
ブ「ミライの、その、お父上さまってのは……」
ミ「ああ、父のコト……」
ブ「たしか、サイド7で……?」
ミ「そうよ。あそこでザクとの戦闘に巻きこまれて亡くなったわ」
ブ「……」
ミ「……といっても、なきがらを確認したわけではないけどね。そんなヒマなかったし」
ブ「たしかフラウや、カツレツキッカたちのご両親もその時だよな……」
ミ「そうね、考えてみれば、ホワイトベースにはそんな人がいっぱいね」
ブ「すまない……ホワイトベースがシャアを撒くコトができなかったせいで」
ミ「あなたが謝るなんて……戦争なのよ」
ブ「……話はかわるけど……ミライって一人っ子?」
ミ「ええ、そうだけど?」
ブ「お母さまは、地球でご健在としても……50パーセントは受けつぐわけか……」
ミ「なんの話……」
ブ「いや……ミライのお父上が、あのヤシマ重工の社長だったと聞いたもんで」
ミ「……わたしが莫大な遺産をもらったとして、それがあなたになんの関係があって、ブライト?」
ブ「関係は……まぁ、ないけど……いまのトコ」
ミ「おかしな人。わたしはもう行きますッ」
ブ「……」
セイラ「なにかご用? ブライト艦長」
ブライト「ええッと、セイラ……キミって、あのジオン・ダイクンの遺児なワケだろ……」
セイラ「それが……?」
ブライト「おまけに、名士だったテアボロ氏の法律上の娘でもあるワケで……」
ほのぼのオリジン……
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