伯爵「ゴッドハンドたちよ、あらわれよ……！」
ボイド「おーい、みなの衆、よびだしが来たようじゃ」
スラン「あー、マジすか。めんどっちぃ」
ユービ「またあのナメクジ伯爵かよ……」
コンラ「なんか黒ずくめのゴツいやつがそばにいるみたいだぞ」
スラン「どっかで見覚えがあるような？」
フェム「……」
ボイド「どうした新入り？」
フェム「ぼく行かないとダメですかね？」
ボイド「ダメだろ、ふつう」
フェム「うあ〜。まさかヤツがいるなんてなぁ、気まずいなぁ……」
ほのぼのベルセルク……
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ジュドー「とうとう云いそびれちゃったなあ……」
ジュドー「大事なひとこと……」
ジュドー「自分じゃけっこう器用なヤツだと思ってたんだけどなあ……」
ジュドー「……」
キャスカ「どうした、ジュドー？」
ジュドー「金かえして……」
ジュドー絶命
ほのぼのベルセルク……
ファ「セルピコ……」
セル「なんですか、ファルネーゼさま」
ファ「あのときは……すまなかったな」
セル「あのとき？」
ファ「聖鉄鎖騎士団が魔女狩り任務についてたころに……」
セル「……」
ファ「私はおまえの母親にひどいコトをしてしまった」
セル「ああ、あの処刑広場でのコトですか……」
ファ「火刑にするのみならず、その火を肉親であるおまえ自身につけさせるなんて……」
セル「……」
ファ「私は狂っているな。さぞ、おまえは私を恨んでいるだろう」
セル「恨むだなんて……」
ファ「もしおまえの気が晴れるのなら、その細剣で私の心臓がひと突きされてもよい」
セル「やめてくださいよ、ファルネーゼさま」
ファ「しかし……」
セル「あのときファルネーゼさまは、おっしゃったじゃないですか」
ファ「……」
セル「この女は私とは無関係だ、と。母親なんかではない……私自身にそれを証明してみせろと」
ファ「……云ったな、そういえば」
セル「そして私はそれを証明してみせた。……ただそれだけのコトですよ」
ファ「え？ ……ああ、そうなの！？」
セル「は？」
ファ「なーんだ、そうならそうって早く云ってよ！ おまえも役者だな〜」
セル「はい……？」
ファ「ずっと罪の意識を感じてて損したぁ！ ほんとに無関係だったのか、ばっかみたーい」
セル「えーと、あの……」
ほのぼのベルセルク……
ボイド「おーい、新入り」
フェム「お呼びですか……」
ボイド「ベヘリット緑-77214号から召集がかかった。至急、連中を集めるように」
フェム「またですか？ ボクいつも使いっパ……」
ボイド「生意気いうな！ 216年早いんだよ！」
フェム「あの、スランさん……」
スラン「なによ……はぁはぁ……」
フェム「ボイドさんがお呼びですけど」
スラン「見て分かんないの？ いまお楽しみの真っ最中なの！ はぁはぁ……」
フェム「でも、早く集まらないと、絶望してるヤツが絶望に飽きちゃいます」
スラン「わかってるわよ！ あと5分待ちなさい。それともあなたも混じる？ ふふ……」
フェム「遠慮しときます……馬には興味ありませんので……」
フェム「あの、ユービックさん……」
コンラ「あほう！ だれがユービックや！」
フェム「あ、スイマセン、コンラッドさんでした……どうも覚えられなくて……」
フェム「あの、ユービックさん……」
ユービ「ひーっひっひ！ ひーっひっひ！」
フェム「召集ですよ、ユービックさん、そんなに飛び回らないでください……」
ユービ「ひーっひっひ！ ひーひっひっひっひっひ……」
フェム「あああ……幽界のかなたへ飛んで行っちゃった……」
ボイド「新入り！ 召集にいつまでかかってんだよ、脳味噌ぶつけんぞ！」
フェム「もうイヤだ、こんな生活……受肉しちゃる！」
ほのぼのベルセルク……
ゾッド「うちでは要らんな……」
グルンベルト「身長その他の理由により、我が軍団には不向きなり」
アーヴァイン「弓がひけないのでは……悪いけど、おひきとりください」
ロクス「見どころは多々あれど、やはり馬に乗れないのは致命的……」
コケー「くそ、なんでどこも雇ってくれないんだよ！」
ほのぼのベルセルク……
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