ファ「セルピコ……」
セル「なんですか、ファルネーゼさま」
ファ「あのときは……すまなかったな」
セル「あのとき?」
ファ「聖鉄鎖騎士団が魔女狩り任務についてたころに……」
セル「……」
ファ「私はおまえの母親にひどいコトをしてしまった」
セル「ああ、あの処刑広場でのコトですか……」
ファ「火刑にするのみならず、その火を肉親であるおまえ自身につけさせるなんて……」
セル「……」
ファ「私は狂っているな。さぞ、おまえは私を恨んでいるだろう」
セル「恨むだなんて……」
ファ「もしおまえの気が晴れるのなら、その細剣で私の心臓がひと突きされてもよい」
セル「やめてくださいよ、ファルネーゼさま」
ファ「しかし……」
セル「あのときファルネーゼさまは、おっしゃったじゃないですか」
ファ「……」
セル「この女は私とは無関係だ、と。母親なんかではない……私自身にそれを証明してみせろと」
ファ「……云ったな、そういえば」
セル「そして私はそれを証明してみせた。……ただそれだけのコトですよ」
ファ「え? ……ああ、そうなの!?」
セル「は?」
ファ「なーんだ、そうならそうって早く云ってよ! おまえも役者だな〜」
セル「はい……?」
ファ「ずっと罪の意識を感じてて損したぁ! ほんとに無関係だったのか、ばっかみたーい」
セル「えーと、あの……」
ほのぼのベルセルク……
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