加茂「おいおい、ゆかり、両手に花かよ」
大江「両手に……? よくわかりません」
加茂「この程度の日本語にもまだ疎いのか……」
三輪「三人で並んでいて、美女にはさまれてるっていう意味よ、ゆかりちゃん」
大江「ははあ、なるほど……加茂センパイと同じ立場ってコトですね」
加茂「どーゆー意味じゃ、コラぁ!」
日野「ヤダ、大江くん、perfumeみたいなんて言い過ぎだわ」
望月「誰も云ってないですけど、部長さん……」
三輪「それにしても、鵠沼のあなたがどうしてここに?」
宮田「じつは、大江くんから誘われちゃいました……あは」
大江「ちょ、ちょっと麻衣ちゃん、なに根も葉もないこと云ってンのさ!」
宮田「だって大江くん、『きれいにあがったトコロが見たいよね』って……」
大江「それ花火じゃなくて、お店で出してる天ぷらの話だから!」
ド・ドーン!
ぱらぱら……
日野「あ、はじまった」
加茂「たーまやー!」
三輪「かーぎやー!」
大江「玉……? 鍵……?」
望月(めんどくさい、放っておこう)
宮田「わあッ、きれいだね! ほら大江くん」
大江「う、うん……」
宮田「麻衣のゆかた姿とどっちがキレイ?」
大江「えッ!? きゅ、急に訊かれてもわかんないよ……」
望月「えー、コホン……おジャマでしたら、わたし消えてさしあげますけど」
大江「そ、そんなッ、望月さん」
宮田「あ! ちょっと待って、私が消えるから!」
大江・望月「へっ……?」
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