望月「おはよー」
大江「あ、おはよう……今朝はこれまた、ずいぶん着こんでるね」
望月「だって寒いじゃない」
大江「もうすぐ桜の季節だっていうのに……いったい何枚着てるの?」
望月「下着にババシャツ、制服、ジャージ、柔道着、コート、マフラー、サポーター……」
大江「平安時代の十二単ですか?」
望月「寒いの苦手なの。冬の柔道場なんて地獄よ、地獄」
大江「ぼくは平気」
望月「あんた何枚来てるのよ」
大江「Tシャツと制服だけ」
望月「ばっかじゃないの?」
大江「プリンスエドワード島にくらべたら鎌倉はハワイみたいなもんだよ」
望月「ああ……なるほどね」
大江「それに、北海道網走からはじまって、アラスカ、ベーリング海峡、北大西洋……」
望月「聞いてるだけで鳥肌たってきた」
大江「クジラを追っかけて南氷洋にいったこともあるし、
父さんなんてロシアの軍船に拿捕されたこともあるよ」
望月「まるで世界の果てまで行ってQね」
大江「おま、なんでだよ、よせよー(ボビーオロゴンのまね)」
望月「……」
大江「……」
望月「……ああ、大江くんのギャグが寒いのはスジ金入りってわけね……」
ほのぼのとめはね……
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