店員「いらしゃいませ〜……あ、ターパサのみなさん、毎度どうも」
トン「よっ、チェンさん久しぶり! 席あいてる?」
店員「4名さま窓際のお席へご案内〜。きょうは鶏がイイの入ってるアルヨ」
ナン「朝からずっと鍛錬だったから、おなかペコペコだよ!」
店員「みんな決まった?」
シャ「おれ麻婆定食と水餃子」
ペー「チンジャオロース定食ご飯大盛り」
トン「ラーメンとチャーハンセット、トッピングでチャーシューと味玉」
ナン「冷やしつけめんとギョウザと杏仁豆腐」
店員「なんだ、だれも鶏を食べないアルか」
シャ「ああ……じゃあ水餃子をとりけしてバンバンジーください」
店員「わかたアル。少々お待ちを……」
ターパサたちは顔を見合わせた「よし、みんな、そっと席をチェンジだ……」
店員「お待たせしましたアル〜。まずはチンジャオロース大盛りライスがそちら」
ペー「……」
店員「つけめんぎょうざがアナタで、チャーハンセットがそっちね」
ナン「……あ、ハイ」
トン「トッピングもちゃんと揃ってる」
店員「最後のひとがマーボーとバンバンジーで、オーケーね? ごゆくりドゾー」
シャ「……」
トン「やっぱりすごいな、チェンさんは……」
ナン「注文を全部暗記したうえで、われわれ四ツ子の顔を完璧に区別するとは……」
シャ「若サマでさえ曖昧なのになあ……」
ペー「とりあえず食うか、さめないうちに」
トン「うむ」
シャ「この鶏、うまい……」
この店員が、のちのラクシャスであることを、 未だ修行中の四ツ子たちは知る由もなかった……
ほのぼのベルセルク……
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