加藤「おい、腕大丈夫か……」
童貞「すごい出血や、もつんかコレ」
ニシ「……はぁっ、はぁっ。ひとりで歩ける。放せよ……」
加藤「しかし……」
ニシ「おまえの肩なんて借りてられっかよ」
童貞「西くん、無理せんほうが」
ニシ「ほっとけ。……100点はオレが獲るんだ」
加藤「おい見ろ! 東京チームまでやられてるぞ!」
童貞「ほんまや、うわっ、やっべ……」
加藤「ケガ人多すぎだろ。坂田さんの姿が見えないけど……」
童貞「おっおい、西くん! そないカラダでどこ行くつもりや!」
ニシ「鈴木のおっさんや稲葉っちのケガに比べたら、こんな腕の一本ぐらい……」
加藤「むりだ、やめろ!」
ニシ「放せって!!」
加藤「……」
童貞「……」
ニシ「……おれには……おれにはガンツしかないんだっ……」
加藤「西……」
ニシ「きさまみたいに守るべきものなどないさ。それに社会から愛されてもいない」
童貞「西くん……」
ニシ「でも、だからこそ、戦うべき理由ってのがおれにはあるんだ……」
西くん、三歩進んだところで、出血多量により死亡……
ほのぼのガンツ……
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