部室にはその日、三人いた……
三輪「きょう来てるのこれだけ? 少ないね〜」
日野「加茂ちゃんは、生理痛って早退してたわよ」
望月「大江くんは掃除当番が終わってからくるそうです」
日野「そう……。でもまあ、書道甲子園のしめきりも近いし、各自がんばりましょう」
望月「そうですね……」
日野「……ちょっと席はずすね」
三輪「どしたの?」
日野「影山先生のとこに相談にいってくる」
三輪「そう。いってらっしゃい……」
三輪(あれ……)
望月(ちょっと、この空気……)
三輪(沈黙、気まず〜……)
望月(……なにげに、三輪先輩と二人きりになるのはじめてだっけ……)
三輪(書道部に望月さんを入れる入れないで、けっこうモメたよな……)
望月(ちょっとぉ、年上でしょ……なにか話題ふってよぉ〜)
三輪(正直いって、あの子となに話していいかわかんないし……)
望月(……)
三輪(……)
大江「……どーも、遅くなりまして……」
三輪「おめっ、遅ぇんだよ!」
望月「とっとと来いよ、このクズが!」
大江「えっっ、えっ?? なんでいきなり切れてるんスか??」
ほのぼのとめはね……
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