加茂「日野ちゃん、お待たせー。ゆかりを連れてきたよ」
大江「おはよーございます……連行されました」
三輪「あれぇ望月さんいるじゃん。練習おわったの? 早いね」
望月「柔道部なら出し抜いて……じゃなくて、抜け出してきました。あははー」
大江(こんなチャランポランでよく世界選手権の代表になれたよな……)
日野「ハイハイ注目〜! みんな、春休みなのに集まってくれてアリガトウ」
加茂「いえいえ」
日野「きょうは大事なコトを決めます。新入生勧誘会の役割分担と、揮毫のテーマ曲です」
三輪「ことしは五人いるから、そのへんシッカリしとかないとね」
日野「まずは看板の担当ですけど……これは一人にしかできません。大江くん」
大江「あっハイ。大道具ってコトですか。まあたしかにボクしか男いないですからね」
加茂「違うよ、ゆかり。おまえが看板になるんだよ」
大江「……意味がよくわかりませんが」
三輪「全身ぴったりの白タイツを着るの。そこにみんなで墨で宣伝文句を書きまくるから」
大江(なんという筆プレイ……はぁはぁ)「やります! やります!」
日野「決まりね。あとは揮毫だけど……」
望月「はいはーい部長さん! わたし大きいのやってみたいです!」
日野「そうねぇ……」
加茂「望月はデカいの得意だし、なにより国民的アイドルだから新入生にも受けそうだな」
三輪「いいんじゃないかしら。私と加茂ちゃんはいつも通りサポート役でいくわ」
大江「異議なーし!」
日野「あ、そう……みんな望月さんに賛成なのね……」
全員「……」
日野「わたし……テーマ曲もだいたい決めてたのに……ぐすっ……しくしく……」
望月「あーっと……やっぱりわたし辞退します! そもそも字がヘタだし!」
加茂「そっそうだな! 望月はマルとバツしか書けないからな! にゃははー」
大江「やっぱりここは部長さんこそが大役を務めるべきデショウ!」
日野「みんなわかったわ、任せといて! 曲はこのなかからどれがイイかしら?」
全員(ジャニーズばっかりかよ……)
ほのぼのとめはね……
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