月・水・金の部室。
大江「王手」
加茂「んー。待った!」
大江「ダメです。もうこれ以上待てません」
加茂「じゃあまた最初っから! もっとハンデつけろ」
大江「飛車角金銀桂香オチから、どうやってさらにハンデをつけろと?」
加茂「男なら裸一貫でこんかい!」
大江「無茶いわないでください」
加茂「将棋はつまらん! 射幸心があおられんわ」
大江「最高の頭脳ゲームなのに……。ってゆーか、字を書きましょうよ」
加茂「えー。やる気レス」
大江「書道甲子園と文化祭が終わってからというもの、麻雀とかトランプとかばっかり……」
加茂「文化部なんてそんなもんだろ」
大江「三輪先輩も、さいきんはぜんぜん姿を見せませんね〜」
加茂「文化祭でちゃかり他校の彼氏をゲットしやがってよ……裏切り者め」
大江「火曜と木曜と、たまに土曜だけですよね。ボクらがまじめに部活動してるのって」
加茂「望月のくる日な。なんかあいつがいるとサボれねぇんだよな」
大江「やる気のないひとに対して異常に厳しいですからね」
加茂「まるで部長みたいだなー。あははー」
日野「あのー……さっきからずっと本当の部長がここに座って臨書してるんだけど……」
加茂「おう日野ちゃん、大富豪でもやらないか?」
日野「やりません!!!」
ほのぼのとめはね……
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