影山「気をつけて帰れよー」
大江「わざわざ送っていただいてありがとうございました。かき氷ごちそうさまです」
加茂「ばいばいきーん」
影山「……さーて、三輪ん家、大江ん家ときて、あとは加茂んトコだな」
加茂「……」
影山「戸塚のほうだっけ。なんでおまえん家だけそんなに遠いんだよ」
加茂「いいじゃんかよ……」
影山「なんだよ、二人っきりになったら急に無口になって……」
加茂「……」
影山(ちっ、女子高生は扱いづれーなー)
影山(それにしてもイイ匂いだな)
影山(もう十分カラダは大人だもんなー……)
加茂「おい、スピード落ちてるぞ」
影山「おっとっと」
加茂「権太坂ぐらい登れないのかよ、このボロくるま」
影山「うるさいなー。送ってもらってる分際で、かわいくないぞ」
加茂「……」
影山(うっ、しまった。かわいいとか、かわいくないとかいう言葉はNGだった)
影山(セクハラで訴えられたらどうしよう)
影山(なんでオレはこんな小娘ひとりにアタフタしてるんだ?)
加茂「あー、腹へった」
影山「えっ? さっきかき氷、食べたじゃん」
加茂「あれはおやつ。いま腹へってるのは夕飯」
影山「そんなこといったって、おまえ……」
加茂は助手席でゆっくりと脚を組み替えた。生のふともも……
影山「わかった。あそこの長崎ちゃんぽんにしよう……」
ほのぼのとめはね……
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