加茂「……はあ」
大江「どうしたんですか、先輩、鏡なんか見つめちゃって……」
加茂「ゆかりよ……どう思う?」
大江「なにがです」
加茂「わたしは客観的に見てかわいいのか?」
大江「だっ!」
加茂「……お、おい、大丈夫か、頭から落ちたぞ」
大江「ハハハ……いすが壊れてたみたいです……」
加茂「トロい奴だな……で、話のつづきだがな、どうなんだ実際? え、ゆかり?」
大江「ハア……まあ、その」
加茂「はっきりいえ!」
大江「はい、かわいいです!」
加茂「……その目はウソだな。おびえてる」
大江(じゃあ、なんていえばいいんだよ……)
加茂「よし、ゆかり、このケーキを食え。ほら、アーン?」
大江「??? ぱく……」
加茂「ゆかりたん、きゃわいいーっ! 杏子キュンキュンしちゃいますぅ〜」
大江「……コーヒーのCMですか」
加茂「どうだ? 萌えか?」
大江「はあ……」
(どうしよう、ほんとうに萌えてしまった……)
加茂「ちっ。これもダメか。やっぱり三輪ちゃんや日野ちゃんにゃ、かなわなねえな」
大江「……」
加茂「だいたい、ゆかりに訊いた私がバカだった。ゆかりは望月命だからな」
大江「か、加茂先輩。よければ、ケーキをもうひとくちだけ……」
加茂「あ? ふざけんなテメー。調子乗ってると、また腕を折って包帯まかせるぞ!」
ほのぼのとめはね……
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