部室にはその日、三人いた……
三輪「きょう来てるのこれだけ? 少ないね〜」
日野「加茂ちゃんは、生理痛って早退してたわよ」
望月「大江くんは掃除当番が終わってからくるそうです」
日野「そう……。でもまあ、書道甲子園のしめきりも近いし、各自がんばりましょう」
望月「そうですね……」
日野「……ちょっと席はずすね」
三輪「どしたの?」
日野「影山先生のとこに相談にいってくる」
三輪「そう。いってらっしゃい……」
三輪(あれ……)
望月(ちょっと、この空気……)
三輪(沈黙、気まず〜……)
望月(……なにげに、三輪先輩と二人きりになるのはじめてだっけ……)
三輪(書道部に望月さんを入れる入れないで、けっこうモメたよな……)
望月(ちょっとぉ、年上でしょ……なにか話題ふってよぉ〜)
三輪(正直いって、あの子となに話していいかわかんないし……)
望月(……)
三輪(……)
大江「……どーも、遅くなりまして……」
三輪「おめっ、遅ぇんだよ!」
望月「とっとと来いよ、このクズが!」
大江「えっっ、えっ?? なんでいきなり切れてるんスか??」
ほのぼのとめはね……
PR
映画にやってきた仲良し三人組
三輪「高校生1枚……はい、学生証」
日野「小学生1枚! お金はうしろのママが払います」
加茂「ちょっ! 待てって、おい、日野ちゃーん!!……」
ほのぼのとめはね……
観賞後、おなかがへった三人組
三輪「えーと、明太スパゲティと、アイスミルクティ」
加茂「がっつり食いたいから、ハンバーグランチ、ライス大盛り」
日野「アン肝ポン酢と、ナスの浅漬けと……レバ刺ももらおうかな」
三輪「酒飲みっ!?」
ほのぼのとめはね……
さっぱりしたくて銭湯にも行きました。
日野「加茂ちゃん、またスタイルよくなったんじゃない」
加茂「三輪ちゃんこそ、またひとまわり巨乳になって、この男殺しっ」
三輪「日野ちゃん……思ってたより毛深っっっ!!」
ほのぼのとめはね……
マウスをクリックするゆかり。
大江「すごいチカラ入ってますね、このブログ……」
望月「三輪先輩はこーゆーのホント得意ですね!」
三輪「まーねー。あとはみんなの作品をスキャンしてupすれば完成」
日野「わたしたち書道部のブログか……ちょっと緊張しちゃう」
三輪「みんな携帯からでいいから、じゃんじゃん更新してね」
大江「ぼくもそろそろ買おうかな……ソフトバンクの学割で」
加茂「こら! ソフトバンクごっこはやめろ! なんてな」
大江「そういえば加茂先輩はあの白い犬に似てますね」
加茂「殺すぞコラ」
望月「……部長さんのお姉さんの鵠沼書道部のHPとはリンクしないんですか?」
日野「あら、なんでよしみのトコの知ってるの?」
望月「勅使河原くんにメールで教えてもらいました!」
大江(ショック……ふたりはメールをやりとりする仲なのか……)
加茂「ゆかり、ふふふ……早く携帯を手に入れたほうがいいな」
大江「なんで嬉しそうなんですか……」
日野「三輪ちゃん、よしみのトコもいいけど、まずは私のインターネットとリンクしてよ」
望月「えーっ! 部長さんホームページもってるんだ、意外〜!」
三輪「日野ちゃん、用語の使い方がちょっとダサいわ……」
日野「いいからいいから、えーとアドレスは、と……」
加茂「どんなページなん? やっぱり書道のページ?」
日野「いえ、個人的趣味のページよ。見てのお楽しみ〜」
望月「わくわく……」
開かれたページを見て、みんな目を疑った……!!
ほのぼのとめはね……
- HOME -