西君と童貞は不器用ながらもようやく打ち解けて、
携帯番号を交換するぐらいになっていた。
童貞「じゃあ次はメルアドも教えてよ」
西君「……あー、メールはちょっと……」
童貞「いいやん、変なこと使わんし、ガンツのこともっと聞きたいし」
西君「……ボーダフォン……」
童貞「え?」
西君「おれが死んでる間にソフトバンクにかわったらしくて……」
童貞「……」
西君「……」
童貞「……えーと、そうだ。今夜はどうしようかなぁ」
西君「なにが」
童貞「まさか東京タワーの見えるとこに連れてこられるとは思ってなかったし」
西君「ああ……」
童貞「新幹線乗るような金もないしなぁ」
西君「……よかったら、その……おれん家……」
加藤乱入
「あー終わった終わった! おおい大阪のメガネくん! 今夜はうちに泊んなよ!」
童貞「え、マジすか!」
加藤「弟いるから狭いけどね。困ったときはお互いさまだよ!」
童貞「あざす! 行くっすよ! ……じゃあね西君、次のミッションで」
西君「……」
ほのぼのガンツ……
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