山咲杏「わあっ! レイカや。ほんまにレイカがおるー。加藤くんの云った通りや」
レイカ「は? あ、あ、どうも……」
杏「ヤバイわー。本物や。テレビで見るより顔小さいなぁ」
レ「そ、そうですか?」
杏「髪さらっさらやん。シャンプーなに使こうてん?」
レ「カネボウのSALAですけど」
杏「ああ、CMやってるもんなあ。それにしてもスタイルええなあ。小池栄子よりデカいちゃうん」
レ「えーと……大阪チームのかたですか?」
杏「おっと! いい忘れとった。ナニワのリア・ディゾンこと山咲杏ちゃんでーす」
レ「……」
杏「なんでツッコまんの! これだから東京もんは……」
レ「あ、すいません……(ぎょーん)」
杏「あわわ、ぬらりが来たで……逃げながらしゃべろうか! 飴たべる?」
レ「いりません……」
杏「あのな、ひとつ訊きたいことあるんやけど……失礼かもしれんけど」
レ「なんでしょう?」
杏「こないだワイドショーで叩かれとったやん。試写会でフテくされた態度をしたって」
レ「はあ……そうですね」
杏「あかんやろ、アイドルがあんな態度してたら」
レ「あの日は、ちょうど池袋のミッションの次の日で、体力的にも精神的にも落ちこんでて……」
杏「そうなん? 加藤くんに聞いたでー。解放されるリーダーの子に告ったんやて?」
レ(あのおしゃべりクソ野郎!)
杏「無意味やろ。記憶飛ぶねんで。アッホやなー。ウケるわマジで」
レ「……」
杏「あれ、ちょっと怒った? わたし言い過ぎか。まあエエよな、もう友達やもんな!」
レ(ぎょーん、ぎょーん、ぎょーん!)
ほのぼのガンツ……
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