望月「文化祭おわると、すっかり秋ね〜……」
大江「そうだね。日が暮れるのが早くなったよね」
望月「おっと、わたしこっちの道だから……じゃあバイバイ」
大江「あ、もうちょっと一緒に行くよ」
望月「え?」
大江「えーと……暗いし、女の子ひとりじゃ危ないから……」
望月「……」
大江「どうしたの? ひとの顔をまじまじと」
望月「いや……大江くんも男らしいトコがあるんだなぁと。ちょっとドキっとしちゃった」
大江「そんな……」
不良1「ひゅーひゅーお二人さん。仲いいねえ」
不良2「財布を置いてってもらおうか」
不良3「ついでにそっちのかわいいお嬢さんにはお付き合い願おうかな」
大江(うわ……やばい展開……でも望月さんを守らなきゃ)
望月「大江くんは下がってて!」
大江「でも、ぼくもなにか……」
望月「また腕を折ることになっちゃうよ! いいから下がって!」
どすん! ばたん! ぼきぼきぼきっ 「うぎゃあああ〜〜〜」
大江(すごい、さすが望月さんだ、容赦がない……)
大江(ぼくも、ぼくも、なにか役に立たなくちゃ……!)
大江「わ……技ありー! あわせて一本、それまでぇ!」
ほのぼのとめはね……
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