麻衣「あと何ページ?」
大江「3ページ……」
麻衣「カナダに10年も住んでたんなら、こんな高1レベルの英語なんて楽勝じゃね?」
大江「そうでもないよ。日本の学校英語ってヘンにクラシックだから」
麻衣「ふーん……。あーあ、退屈だなあ」
大江(じゃあ自分で宿題やればいいのに……)
麻衣「あと何ページ?」
大江「2ページ」
麻衣「じろじろ」
大江「な、なにさ? ひとの顔をまじまじと」
麻衣「いや、もし寝起きじゃなかったら、どんな顔しているのかなーっと」
大江「……このまぶたは、べつに寝起きというワケではございません」
麻衣「アハハー。冗談冗談。ねえ、彼女いるの?」
大江「(話がぽんぽん飛ぶなぁ)……いないよ」
麻衣「そうだよね。恋人いたらお盆にバイトなんてしてないよね。私と同じだ〜」
大江「えっ、麻衣ちゃんも?」
麻衣「こんなかわいい女を放っておくなんて、男どもってバカじゃね?」
大江「え……よくわかんないけど……」
麻衣「おーい! いまのツッコミどころ! マトモに返されたらコッチが照れるじゃん」
大江「あ、あ、ごめん……」
麻衣「オモロすぎ大江くん。それにしてもアレだ、わたしはもっと大江くんに近づきたいよ」
大江「えーっ!?」
(……望月さん! ボクはいったいどうすれば!)
麻衣「ヤダ誤解しないで。書道の話だから。ホラ、合宿のとき、わたし最下位だったでしょ」
大江「ああ、そっちね……びっくりした」
麻衣「あと何ページ?」
大江「2ページ……」
麻衣「ぜんぜん進んでないじゃん!」
大江「だって……ごめん」
ほのぼのとめはね……
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